ホームページ作成会社に入るまで2~電通での仕事~

JQ019_72A電通という広告代理店で仕事をしているせいか、どんなホームページやバナーであれ、作っているのは広告だ。という自覚が常にある。でも、広告といっても「新発売っ!!」「続きはホームページでっ!!」のような

いわゆる広告っぽいもんのを作るわけではない。むしろそれはかなり苦手だ。大雑把に広告を定義するなら、よく「告白する」ということにたとえられる。ターゲットをきちんと決めて、彼や彼女に好きになってもらえるように策を練る。

それが広告の企画。例えば、自分の好きな女の子の興味を引くために、ホームページ作成をするとしたら、

どんなものがいいだろうか、と考える。仮に彼女を鈴木さんだとしよう。シャキーンシャキーンとかっこよく動くホームページを作っても、「す、すごーい!(なんかオタクっぽいけど…)」と思われるのがオチだ。

ならば男らしく「鈴木さん好きです!付き合ってください!」と直接メールを送るのはどうか。

悪くない。しかしそれなら直接言ったほうがよくないか。いや、鈴木さんは神出鬼没でどこにいるのかわからない。ブログを立ち上げるのはどうか。楽しいことやロマンチックなことを考えて書いてみたり、鈴木さんの好みを下調べしておいて、好きな音楽や「実は最近華道にはまっていまして」といった興味を被らせるようなことを書いてみる。これも悪くない気がする。彼女が興味を持ちそうな自分の特技を動画にしてYouTubeにアップしてみる。でも、彼女にどうやってアップしたことを伝えるのか。自慢げにいうのは気が引けるので、彼女の友達に紹介してみよう。いや、そもそも、

ホームページだけでもてようという発想が間違っているのではないのか、などと思考が広がる。